パナマ文書によって為替相場はどうなる?FXトレーダー元金融OLの相場分析

パナマ文書流出の影響で世界経済に不安が見えてきた


FXコラム

今、世界的に不安視されているパナマ文書の流出。日本ではテレビ報道なども少ないのが現状です。今回、パナマ文書についてや、パナマ文書の影響で為替相場はどうなるか、FX取引はどうしていけばいいかを私なりに考えてみました。


お金の上に立つビジネスマン

先日、パナマ文書の流出がニュースになりました。そのデータ量ははなと2.6TBもあり、過去最大の規模となっています。パナマ文書による影響で世界経済にも影響が出てくるはずです。


パナマ文書とは

パナマ文書とはパナマ共和国にある法律事務所が40年に渡って記録していてた業務内容のデータ記録です。そのデータ記録が「パナマ文書」と呼ばれています。パナマ文書の中には、2.6テラバイトもの量の記録があり、世界各国の大企業や政治家、資産家、著名人などの巨額の所得隠し・節税の実態が世間に知るところとなりました。

ここで、パナマ共和国って一体どんな国なのか、なぜ小国の法律事務所の機密データにそんな重要なデータがあったのかという事が気になると思います。実は、パナマ共和国はタックス・ヘイヴンという「租税回避地」なんです。意味はそのままの通り、税金がかからない・もしくは税徴収がとても少ない国です。

そこに目をつけたのが富裕層です。富裕層は、税金を支払うだけでも莫大な金額になります。税金を払いたくないのが本音でしょう。そこで、租税回避地となっているパナマ共和国に、別会社を装ってペーパー会社を作り、その会社に送金するなどをして、所得隠しや節税を行っていました。その手続きなどを行っていたのが、パナマ共和国の法律事務所だったんです。

富裕層による、租税回避地を利用した所得隠しや節税は長らく行われていたようで、今回パナマ文書の流出によって40年に渡る富裕層の所得隠しが明るみになり。更に企業名や個人名までもが流出しています。

パナマ文書の内容を知ると、データが如何に機密的なものかが分かると思います。今回のパナマ文書流出は世界経済を揺るがす可能性が大いにあります。


脱法に近い方法で節税していたその驚きの金額と企業・著名人

2015年度の日本の税収はまだ発表されてはいませんが、57兆円程度の税収が見込めるのではないかと言われています。そして、驚きなのがタックス・ヘイヴンを利用した日本人の租税回避額は55兆円と言われています。パナマだけでの額なので、他の租税回避地を利用して同じように所得隠しをしていたら、更に巨額になっていると思います。

2015年度の税収額と近いほどの巨額を所得隠ししていたんです。これでは、いくら庶民の税金をあげようが、消費税をあげようが税収は増えないわけです。

今回、パナマ文書の流出で名前が挙がっていたのは、ニコニコ動画のドワンゴやみずほFG、三井住友FGや三菱商事、アグネス・チャン()などそうそうたる企業・人物の名前が明るみになりました。FXとは全く関係ないですが、アグネス・チャンの名前があったのは爆笑ですwww

今回、巨額の所得隠しによって「本来支払うはずの税金を払っていないひとたち」が全世界にバレました。しかも、日本だけでも55兆円ということは米国などではもっと大きな金額が節税されていたのではないかと思います。

問題がもっと重要視されていき、節税に対しての追加税徴収なんてなってしまう場合もあるんでしょうか。


パナマ文書で為替相場は円高傾向に動きそう

今回、パナマ文書が流出したことにより為替相場にも早速動きが出ています。アイスランドのグンロイグソン首相が辞任しています。今後、パナマ文書で名前が挙がった人への追求がされていくと思います。ロシアのプーチン大統領や、イギリスのキャメロン首相、中国の習近平国家主席など国のトップの名前もありました。

そうなると、懸念されるのは世界的に起きる経済不安定な状況です。ただでさえ、世界的不況のこのタイミングでのスキャンダルという事により、さらに世界経済は不安定な状態にさらされます。

すると、毎度のごとく買われるのが日本円です。特に、中国国家主席の名前が挙っている事で、中国へ投資していた人が鞍替えして円買いを始めるはずなので、高確率で円高になります。1ドル90円まで上がる可能性もあると思っています。


今から売りポジションをいれておくのもアリだけど注意してほしいのはスワップポイント

これから、円高になりそうなので今のうちから米ドル円を仕込んでおこう…という方は、スワップポイントには要注意!どのくらいの時期から円高の流れになるかは、もう少しもう少し様子を見てみないと分かりません。

無駄に長く売りポジションを長く持ってしまうと払うスワップの金額もあがってきます。今回は焦らず、順張りでゆっくり取引をしても十分トレンドにのっていけるチャンスがあるので、焦らずにいきましょう。



【2016年9月追記】パナマ文書に続いて、タックスヘイブンの法人に関する大量の電子ファイルが新たに流出。日本に関連する法人名も記載されていたらしい。文書は「バハマリークス」と呼ばれている。

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著者紹介

名前:元金融OL (鼻炎)
金融機関でOLをしているときにFXで溶かした200万を取り返したので、次は1億稼いでハワイに移住する事を目標に日々FX取引をしています。