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クロス円でFX取引をしているトレーダーさんは、まずは日本の金融政策をファンダメンタルズ分析して、相場の動向を探りましょう!あらかじめ、相場の動きを予測できれば、取引チャンスがいつのなのか分かっちゃうかもしれません!
【2016年6月追記】
消費税10%は平成31年10月まで引き延ばされました。でも今後はどうなるかは分からないので、動向に注目です。
みなさんもご存知の通り、2014年の春から、消費税が8%上がってしまいますね・・・。これって、消費者にとっては痛手ではありますが、FXの場合はどうなのでしょうか? 円高になるのか、それとも円安になるのか・・・相場動向がどう動くかの予想は、正直難しいところでもあります。
しかし、これを増税に関わる日本の金融政策にスポットを当てれば、ある程度、今後の相場動向も読めてくるかもしれません。というのも、各国の金融政策は、FXに大きな影響を与えているからです。
日本では、今現在「異次元緩和」という金融政策をしています。異次元緩和とは、消費者物価2%を少しでも早く達成するため、マネタリーベース (市場に出回る日本のお金)を2年間で2倍にまで膨らませようとする政策です。
かなりザックリ言うと、国のお金を増やして景気を良くしようと する政策だと思って下さい。そして、今現在大きく注目されているのが、異次元緩和の「追加緩和」を実行するか、しないかについてです。この 「追加緩和」について、少し簡単に説明してみたいと思います。
※ちなみに、異次元緩和は別名で「量的・質的金融緩和※1」とも言います。
追加緩和というのは、お金の量を増やし経済のバランス調整を狙うもので、異次元緩和で毎月決まった額を、もっと増やそうとすることです。主 に、景気が大きく落ち込んだ際に、この追加緩和は実行されます。日銀は月に2回、日本銀行金融政策決定会合※2にて、追加緩和をするか決め、追加緩和をするのであればどれ位の額に設定するか・・・等を話し合っています。
ずっと追加緩和の量を増やし続ければ、日本の景気はもっと良くなるんじゃない?と単純に考えることもできますが、経済はバランスを保ち続ける必要があるので、一気に追加緩和をすると、経済のバランスが崩れる可能性があり、非常にリスクが高いのです。だからこそ、追加緩和の継続が2014年、最大の注目ポイントとなっているのです。
2014年1月時点(※1月23日)では、追加緩和は「現状維持」と発表されたので、今後大きな動きがない限りは、長期的にみて、円安相場が続くはずです。追加緩和をするタイミングは、消費税が増税される4月あたり行われる可能性があると予想されています。
この追加緩和がうまくいけば、より日本の景気も回復し、円安相場が進む可能性が高いです。
それこそ2014年は1ドル=150円も夢じゃないかもしれません。ちなみに、FXで重要な指標は、日本銀行金融政策決定会合だけではなく「日銀短観※3」も重要度が高いです。
そもそも、日銀短観があったからこそ、消費税の引き上げが決まるキッカケになったとも言われているくらいなので、相場動向をみていく上では、しっかり注目しておきたいところですね。
今までの話をまとめると、日本の経済からFX為替動向を知るために抑えておきたいポイント(指標)は、この2つになります。
お分かりの通り、日本の金融政策はFXに大きな影響があるので、常に追加緩和等の発表には、アンテナを張っておくようにしておきましょうね。